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発酵食品を食べ続けて半年。体と心に起きたこと、正直に全部書く。
あれから半年が経った。
7月に「健康診断の結果がちょっと気になって発酵食品を試してみた」と書いてから、ずっと続けてきた。今日は半年間の棚卸しをする。
数字の話
先月、会社の健康診断があった。
結果は「異常なし」。コレステロール値も改善傾向で、メタボリックシンドロームの項目もすべて良好だった。お腹周りも気になるほどではない。
劇的な変化とは言えないかもしれないが、「引っかかりなし」という結果は素直に嬉しかった。50代になると、悪化しないだけでも十分なことがある。去年の自分より少しだけ良くなっている、それで十分だと思う。
体感の話
数字より、体感の変化の方が正直実感が大きい。
お腹の調子: 腸の動きが格段に規則的になった。これは自信を持って言える。以前は2〜3日に1度のペースだったものが、ほぼ毎日になった。胃もたれも減った。
朝の目覚め: 目覚まし前に自然と目が覚める日が増えた。「もう起きるのか…」という憂鬱感が減った気がする。
肌の調子: 妻に「なんか肌の色が良くなった気がする」と言われた。自分ではよくわからないが、乾燥が少し和らいだかもしれない。
疲れにくさ: これが一番驚いている変化だ。週の後半になると「もうへとへとだ」という感覚が、以前より薄れている。
心の話
思いがけなかったのは、「気持ち」の変化だ。
毎朝ぬか床をかき混ぜて、味噌汁を作る。この「小さな手作り作業」が、朝の気持ちを整えてくれていることに気づいた。
発酵食品を作ることは、生き物(菌)と向き合うことだ。急かせない、コントロールできない。それを毎日受け入れることで、「まあ、うまくいかないこともある」という余裕が、仕事や日常にも出てきた気がする。
大げさかもしれないが、本当にそう感じている。
続けられた理由
半年続けた秘訣を聞かれたら、「大変なことを何もしなかったから」と答える。
特別なサプリは飲んでいない。極端な食事制限もしていない。「発酵食品を意識して食べる」というルールを自分に課しただけだ。それだけで、生活は少しずつ変わった。
半年間で食べ続けた発酵食品、全リスト
せっかくなので、半年間で意識して取り入れてきた発酵食品を一度整理してみる。
毎日食べているもの
- 味噌汁(自家製味噌):朝に1杯。夜も飲む日が多い。
- ぬか漬け(自家製):晩ごはんの副菜として。きゅうり・大根・にんじんが定番。
週に4〜5回食べているもの
- 納豆:朝食の定番。たれ付き1パックをご飯にかけて。
- 醤油:調理に欠かせない。「これも発酵食品だ」と意識するようになってから、原材料をちゃんと見るようになった。
週に2〜3回食べているもの
- キムチ:豚肉と炒めたり、豆腐に添えたり。
- ヨーグルト(無糖):間食がわりに。蜂蜜を少し足す。
- 甘酒(米麹):ホットで飲む。砂糖を使わない自然な甘みが気に入っている。
こうして書き出すと、思ったより多くの種類を食べていることに気づく。どれも「頑張って食べている」感覚がない。気づいたら日常に溶け込んでいる。
それが、続けられた最大の理由かもしれない。
6ヶ月かけて、発酵食品は完全に私の日常になった。最初は「健康のため」という義務感があったが、今はそれがない。朝のぬか床をかき混ぜる時間も、毎晩の味噌汁も、「やらなければ」ではなく「やりたい」に変わっている。
それがいちばんの変化だと思う。数字に出なくても、食に向き合う自分の気持ちが変わった。50代になってから、食べることがこんなに面白くなるとは思わなかった。来年の今頃も、たぶん同じように続けている。そう思えること自体が、半年の成果なのかもしれない。
次回:もう止められない。発酵食品が私の人生を変えたとはっきり言える日が来た。
季節によって、発酵食品への向き合い方が変わった
半年を振り返ると、季節ごとに発酵食品との関係が変化していたことに気づく。
夏の終わりに始めた頃は、暑さで食欲が落ち気味だった。そのとき助かったのは甘酒だ。米麹の甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養が豊富で、食欲がないときでも飲みやすかった。発酵食品は、「食べる」だけでなく「飲む」という選択肢もあると知った。
秋になり、ぬか床の発酵がゆっくりになった。夏の間は毎日かき混ぜていたが、気温が下がると発酵のペースが落ち着く。それに合わせて漬け時間を調整した。季節を感じながら食事をすること、それ自体が豊かだと思えるようになった。
冬は鍋料理が増える。キムチ鍋、酒粕鍋、味噌鍋。発酵食品が鍋の主役になる季節だ。寒い夜に体の芯から温まる発酵食品の鍋は、冬の一番の楽しみになった。
妻の反応が変わった半年間
発酵食品を始めたきっかけは妻の一言だったが、半年経って妻の反応も変わった。
最初は「せっかくだからやってみれば」という感じで、それほど関心を持っていなかった。でも私がぬか床を始め、自家製味噌を仕込み、毎朝手作りの味噌汁を飲むようになると、「なんか楽しそうだね」と言うようになった。
今では、ぬか漬けを「もう少し漬けた方がおいしいよ」とアドバイスしてくれたり、「今日の味噌汁、いつもより深みがある気がする」と気づいてくれたりする。一人でこっそり始めた習慣が、家族の食卓の話題になっている。
それが何より嬉しい変化だった。
発酵食品を「楽しむ」ようになった
半年を振り返って気づいたのは、「健康のため」という動機が少し薄れてきたことだ。
最初は「コレステロール値を下げたい」「お腹の調子を良くしたい」という具体的な目標があった。でも今は、それよりも「発酵が面白い」という気持ちが大きくなっている。
ぬか床の状態を見て、今日の漬け具合を判断する。自家製味噌の熟成を確かめる。塩麹を使って、どんな料理に変化が出るかを試す。健康効果の有無に関わらず、それ自体が楽しい。
趣味になってしまったかもしれない。でも、楽しいから続けられる。続けられるから、結果的に体にいいことができる。発酵食品との関係は、今やそういうサイクルになっている。
これからの半年に向けて
6ヶ月の棚卸しをして、次の半年に向けて考えたことがある。
まず、発酵食品の種類を少し増やしたい。今まで食べていなかった塩辛、かつおぶし、みりんなど、日常使いしている調味料にも改めて目を向けてみたい。
それから、発酵食品を使った料理の幅を広げたい。塩麹を使った漬け込み、甘酒を使ったデザート、ぬか漬けを使った炒め物。発酵食品は素材として使っても面白い。
半年後にまた棚卸しをするとき、「あの頃よりまた変わった」と言えていたい。体が変わり続けている限り、発酵食品との旅は続く。
半年間の記録を振り返って、一番伝えたいことがある。「50代から始めても、体は確実に変わる」ということだ。数字の変化も、体感の変化も、小さいながら確かにあった。特別なことは何もしていない。ただ毎日の食事に発酵食品を加え、続けただけだ。その地味な積み重ねが、今の体を作っている。これからも同じペースで、続けていく。焦らず、急がず、ただ毎日一品の発酵食品を食卓に加える。それだけのことが、半年後の自分を少しずつ変えてくれる。50代からの健康づくりは、派手なことではなく、こういう地味な習慣の積み重ねで作られていくものだ。半年後の棚卸しが、今から楽しみだ。発酵食品を始めた当初の自分と、今の自分は確実に違う。その変化を記録し続けることが、次の半年への最大のモチベーションになっている。
※ この記事は個人の体験と公開情報に基づくものです。特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある方は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。詳しくは免責事項をご覧ください。