⚠️ 2024年:紅麹サプリ問題(小林製薬)で健康被害多数発生。紅麹製品の摂取は医師に相談を。
🔬 JAPAN FERMENTATION BACTERIA DATABASE

発酵菌データベース

日本の発酵菌に関する最新研究・新発見・人体への影響を
5段階の安全度評価で詳しく解説します

18
登録菌種数
16
安全・比較的安全
2
危険・要注意
4
新発見・新知見

🧭 安全度5段階評価について

💚 Lv.5:非常に安全
🟢 Lv.4:比較的安全
🟡 Lv.3:要注意
🟠 Lv.2:危険
🔴 Lv.1:非常に危険
伝統発酵菌

麹菌

Aspergillus oryzae

💚 Lv.5
非常に安全

日本が誇る「国菌」。麹(こうじ)の生産に使われる糸状菌で、デンプンやタンパク質を分解する酵素(アミラーゼ・プロテアーゼ)を豊富に産生。日本の発酵食文化の根幹を支える。

✅ 良い効果
  • 腸内環境の改善・整腸作用
  • 免疫力向上(β-グルカン産生)
  • ビタミンB群の生成促進
  • 他2件…
⚠️ 悪い影響
  • 胞子吸入による過敏性肺炎(アレルギー体質の方)
  • 過剰摂取で塩分・糖分過多のリスク

⚗️ 接触物質・気体の影響

酸素(O₂)(安全) エタノール高濃度(中性) 胞子吸入(大量)(注意)
#醸造#麹#国菌#プロバイオティクス
伝統発酵菌

納豆菌

Bacillus subtilis var. natto

💚 Lv.5
非常に安全

大豆を発酵させ納豆を作る枯草菌の一変種。100℃でも死なない熱耐性芽胞を形成する。ナットウキナーゼという血栓溶解酵素を産生し、心血管疾患予防に注目される。

✅ 良い効果
  • 血栓予防(ナットウキナーゼ)
  • 骨粗鬆症予防(ビタミンK₂産生)
  • 腸内環境の改善
  • 他2件…
⚠️ 悪い影響
  • ワーファリン服用者は摂取を控える(ビタミンK₂が拮抗)
  • 過剰摂取でプリン体による尿酸値上昇

⚗️ 接触物質・気体の影響

アンモニア(NH₃)産生(安全) ビタミンK₂(注意) 高温(100℃)(中性)
#納豆#ナットウキナーゼ#血栓予防#ビタミンK2
要注意発酵菌 ⚠️ 危険

紅麹菌

Monascus purpureus

🟠 Lv.2
危険

【2024年重大警告】小林製薬の紅麹サプリ問題により、腎疾患・死亡事例が多数報告。シトリニン(腎毒素)やプベルル酸などの有害物質を産生する可能性がある。現在、厚生労働省が調査継続中。

⚠️ 2024年3月〜4月:小林製薬「紅麹コレステヘルプ」で死亡者・入院者多数発生。消費者庁・厚労省が回収命令。
✅ 良い効果
  • LDLコレステロール低下(モナコリンK)
  • 血圧低下作用(一部の研究)
⚠️ 悪い影響
  • 腎障害・腎不全(2024年日本で死亡例報告)
  • シトリニン産生による肝・腎毒性
  • プベルル酸による臓器障害
  • 他2件…

⚗️ 接触物質・気体の影響

シトリニン(産生毒素)(危険) プベルル酸(産生毒素)(危険) スタチン系薬剤(危険) モナコリンK(注意)
#警告#厚労省調査#サプリ#腎障害#2024年問題
乳酸菌

植物性乳酸菌(LP菌)

Lactiplantibacillus plantarum

💚 Lv.5
非常に安全

胃酸や胆汁酸に強く、生きたまま腸まで届く植物性乳酸菌。日本の伝統的な漬物(ぬか床、野沢菜漬けなど)から多数の優良株が発見されており、研究が最も活発な乳酸菌の一つ。

✅ 良い効果
  • 腸内フローラの改善
  • 免疫調節作用(IgA産生促進)
  • 抗アレルギー効果
  • 他2件…
⚠️ 悪い影響
  • まれにガス産生過多で腹部膨満感
  • 免疫抑制剤使用者は注意

⚗️ 接触物質・気体の影響

乳酸(産生物質)(安全) バクテリオシン(安全) 胃酸・胆汁(安全)
#乳酸菌#漬物#腸内フローラ#免疫#プロバイオティクス
乳酸菌

耐塩性乳酸菌

Tetragenococcus halophilus

💚 Lv.5
非常に安全

18%もの高塩分環境でも生育できる特殊な乳酸菌。醤油・味噌の熟成に欠かせない存在で、旨味成分(グルタミン酸)の生成に貢献。近年、高血圧予防効果が注目されている。

✅ 良い効果
  • 腸内フローラの改善
  • 血圧低下(GABA産生)
  • 旨味生成による食の豊かさ
  • 他1件…
⚠️ 悪い影響
  • 特になし(高い安全性が確認)

⚗️ 接触物質・気体の影響

高塩分(18%まで)(安全) GABA(産生物質)(安全)
#醤油#味噌#耐塩性#GABA#旨味
伝統発酵菌

酢酸菌

Acetobacter pasteurianus

🟢 Lv.4
比較的安全

エタノールを酢酸に酸化する酢酸菌。日本の黒酢(壺酢)に特有の株が存在し、アミノ酸が豊富。近年、疲労回復効果やダイエット効果のメカニズムが解明されつつある。

✅ 良い効果
  • 疲労物質(乳酸)の分解促進
  • 血糖値上昇の抑制
  • 内臓脂肪の減少
  • 他2件…
⚠️ 悪い影響
  • 歯のエナメル質の侵食(原液摂取)
  • 胃炎・胃潰瘍の悪化リスク(過剰摂取)
  • 薬との相互作用(利尿剤)

⚗️ 接触物質・気体の影響

エタノール(CH₃CH₂OH)(安全) 酢酸(高濃度)(注意) 酸素(O₂)(安全)
#酢#黒酢#疲労回復#血糖#ダイエット
伝統発酵菌

泡盛麹菌(クエン酸麹菌)

Aspergillus luchuensis

💚 Lv.5
非常に安全

沖縄の泡盛に使われる黒麹菌。2012年に独立種として正式分類。クエン酸を大量産生することで雑菌汚染を防ぐ優れた特性を持つ。日本の気候に適した焼酎製造に不可欠な菌。

✅ 良い効果
  • クエン酸による疲労回復効果
  • 抗菌効果(雑菌汚染防止)
  • 適度な飲用でストレス緩和
⚠️ 悪い影響
  • 胞子吸入による職業性呼吸器疾患(製造業従事者)
  • アルコール飲料のため過剰摂取は健康被害

⚗️ 接触物質・気体の影響

クエン酸(産生物質)(安全) 胞子(黒色)吸入(注意)
#泡盛#焼酎#黒麹#クエン酸#沖縄
危険菌 ⚠️ 危険

ボツリヌス菌

Clostridium botulinum

🔴 Lv.1
非常に危険

【最高危険度】自然界最強の神経毒(ボツリヌストキシン)を産生する嫌気性菌。密封された低酸性食品(はちみつ、いずし、自家製保存食)での汚染が問題。1歳未満の乳児へのはちみつは絶対禁止。

🚨 乳児(1歳未満)へのはちみつ・自家製野菜ジュース・コーンシロップは絶対禁止。成人も自家製保存食(いずし・瓶詰め)には注意。
✅ 良い効果
  • 医療用途:ボトックス(神経筋疾患・美容医療)
⚠️ 悪い影響
  • 呼吸麻痺による死亡(ボツリヌス中毒)
  • 嚥下困難・言語障害
  • 複視・瞳孔散大
  • 他2件…

⚗️ 接触物質・気体の影響

芽胞(熱耐性)(危険) ボツリヌストキシン(産生毒素)(危険) 酸素(O₂)(安全) 低pH(酸性)(安全) 食塩(高濃度)(安全)
#危険#食中毒#神経毒#乳児#絶対禁止
乳酸菌

清酒乳酸菌(サケ菌)

Lactobacillus sakei

💚 Lv.5
非常に安全

清酒醸造の「酒母」に棲む乳酸菌。低温・高アルコール環境に強い特性を持つ。近年、アトピー性皮膚炎の改善効果が臨床研究で確認され、機能性素材として注目されている。

✅ 良い効果
  • アトピー性皮膚炎の改善(臨床試験あり)
  • 腸内フローラの改善
  • 抗菌ペプチド産生による保存性向上
  • 他1件…
⚠️ 悪い影響
  • 特になし(高い安全性)

⚗️ 接触物質・気体の影響

アルコール(低濃度)(安全) 乳酸(産生物質)(安全)
#清酒#酒母#アトピー#皮膚#免疫
伝統発酵菌

醤油酵母

Zygosaccharomyces rouxii

💚 Lv.5
非常に安全

高塩・高糖環境に適応した耐浸透圧酵母。醤油の特徴的な香り成分(HEMF)を産生し、醤油の風味を生み出す主役。梅干しの発酵にも関与。

✅ 良い効果
  • 抗酸化物質(HEMFなど)の産生
  • 食品保存性の向上
  • 旨味・風味成分の生成
⚠️ 悪い影響
  • 食品製造設備での汚染源になることがある(工業的問題)

⚗️ 接触物質・気体の影響

高塩分(20%以上)(安全) 香気成分(HEMF)(安全)
#醤油#味噌#香り#耐塩#旨味
乳酸菌

ペディオコッカス(旨味乳酸菌)

Pediococcus pentosaceus

🟢 Lv.4
比較的安全

ぬか床の主要乳酸菌の一つ。バクテリオシン(ペディオシン)を産生し、リステリア菌などの食中毒菌を抑制する。食品保存への応用研究が進む有用菌。

✅ 良い効果
  • 腸内フローラの改善
  • 食中毒菌(リステリア菌)の抑制
  • 食品保存性向上
  • 他1件…
⚠️ 悪い影響
  • まれに乳酸過剰産生でガス・腹部膨満感

⚗️ 接触物質・気体の影響

ペディオシン(産生物質)(安全) 乳酸(産生物質)(安全)
#ぬか漬け#乳酸菌#食品保存#バクテリオシン
乳酸菌

ビフィズス菌

Bifidobacterium longum

💚 Lv.5
非常に安全

人間の腸内に最も多く存在する有益菌。母乳育児の赤ちゃんの腸内で優勢を占め、加齢とともに減少する。近年、うつ病・不安障害との「腸脳相関」研究が急速に進んでいる。

✅ 良い効果
  • 腸内環境の改善・便通促進
  • 免疫力の向上
  • 大腸がん予防(短鎖脂肪酸産生)
  • 他2件…
⚠️ 悪い影響
  • まれに初期服用時の腹部不快感
  • 重篤な免疫不全患者では菌血症リスク(極めてまれ)

⚗️ 接触物質・気体の影響

酢酸・乳酸(産生物質)(安全) 短鎖脂肪酸(産生物質)(安全)
#ヨーグルト#腸内#プロバイオティクス#腸脳相関#免疫
伝統発酵菌

清酒酵母(きょうかい酵母)

Saccharomyces cerevisiae(清酒系)

💚 Lv.5
非常に安全

日本醸造協会が管理する「きょうかい酵母」は日本酒の品質を支える酵母群。1号〜28号まで存在し、それぞれ異なる香り・味の特性を持つ。最新研究では酵母の機能性成分(グルタチオン)が注目。

✅ 良い効果
  • グルタチオン(抗酸化物質)の産生
  • ビタミンB群の供給
  • 適度な飲用での血流改善
  • 他1件…
⚠️ 悪い影響
  • アルコール飲料のため過剰摂取で肝障害
  • 尿酸値上昇(プリン体)
  • アルコール依存症リスク

⚗️ 接触物質・気体の影響

エタノール(産生物質)(注意) 二酸化炭素(CO₂)産生(注意) グルタチオン(産生物質)(安全)
#日本酒#清酒#酵母#グルタチオン#きょうかい
伝統発酵菌

醤油麹菌

Aspergillus sojae

💚 Lv.5
非常に安全

醤油製造専用に分化した麹菌。プロテアーゼ活性が特に高く、大豆タンパク質を旨味成分(アミノ酸)に効率よく分解する。近年、がん予防効果のある「イソフラボン配糖体」分解への関与が研究されている。

✅ 良い効果
  • 旨味成分(グルタミン酸)の豊富な産生
  • イソフラボン生物活性化への関与
  • 消化吸収促進(プロテアーゼ)
⚠️ 悪い影響
  • 特になし(麹菌と同等の安全性)
  • 大量胞子吸入でアレルギー反応(職業性)

⚗️ 接触物質・気体の影響

イソフラボン配糖体(安全) 大豆タンパク質(安全)
#醤油#麹#大豆#旨味#イソフラボン
新知見 🆕 新知見

甘酒酵母(新知見)

Kazachstania humilis

🟢 Lv.4
比較的安全

2022年の研究で、一部の伝統的甘酒から本菌種の関与が確認された。従来注目されていなかった甘酒発酵への酵母の役割が明らかになりつつある。糖代謝に特異な特性を持ち、低アルコール発酵に適する。

✅ 良い効果
  • 消化酵素(アミラーゼ)の産生補助
  • 天然酵母特有の風味形成
  • 低アルコール発酵での安全性
⚠️ 悪い影響
  • カンジダ症との混同リスク(研究上の誤解)
  • まれに過発酵で酸味過多

⚗️ 接触物質・気体の影響

デンプン・糖(安全)
#新知見#甘酒#天然酵母#低アルコール#2022
新知見 🆕 新知見

口腔・腸管乳酸菌(新研究)

Ligilactobacillus salivarius

🟢 Lv.4
比較的安全

2020年の乳酸菌系統樹再分類で新属「Ligilactobacillus」として独立。口腔と腸管の両方に棲息する特徴を持ち、歯周病予防と腸管免疫の両方への応用が研究されている。

✅ 良い効果
  • 歯周病菌(P. gingivalis)の抑制
  • 口臭改善
  • 腸管免疫の活性化
  • 他1件…
⚠️ 悪い影響
  • 特になし

⚗️ 接触物質・気体の影響

バクテリオシン(産生物質)(安全)
#新知見#口腔#歯周病#乳酸菌#再分類
新知見 🆕 新知見

納豆菌 DG101株(新プロバイオティクス)

Bacillus subtilis DG101

💚 Lv.5
非常に安全

日本の伝統食・納豆から単離された新しい納豆菌株。胃酸・胆汁酸・リゾチームへの高い耐性を持ち、生きたまま腸に届く。無作為二重盲検試験で体重・血糖・コレステロール改善が確認された次世代プロバイオティクス。

✅ 良い効果
  • 体重・BMI・体脂肪率の有意な低下(臨床試験で確認)
  • 血糖値・HbA1c・インスリンの改善(2型糖尿病予防)
  • 寿命延長・老化抑制(動物実験で確認)
  • 他3件…
⚠️ 悪い影響
  • 特になし(臨床試験で安全性確認済み)

⚗️ 接触物質・気体の影響

胃酸(低pH)(安全) 胆汁酸(安全) 芽胞形成(安全)
#新知見#納豆#糖尿病#ダイエット#アルツハイマー#長寿#2023
新知見 🆕 新知見

アッカーマンシア菌(次世代善玉菌)

Akkermansia muciniphila

💚 Lv.5
非常に安全

腸の粘液層(ムチン)を分解・再生させる特殊な腸内細菌。2025年の研究で肥満・2型糖尿病・精神疾患への効果が次々と明らかに。腸管バリアを強化し慢性炎症を防ぐ「次世代善玉菌」として世界中で注目される。日本でも研究が急加速中。

✅ 良い効果
  • 腸管バリア強化(タイトジャンクション改善)
  • 肥満・内臓脂肪の減少(臨床試験で確認)
  • 2型糖尿病の血糖・HbA1c改善
  • 他3件…
⚠️ 悪い影響
  • 大量摂取時の影響は研究中(通常量は安全)
  • 免疫抑制剤使用者は医師に相談

⚗️ 接触物質・気体の影響

ムチン(腸粘液)(安全) 高脂肪食(安全) LPS(細菌内毒素)(安全)
#新知見#次世代プロバイオティクス#肥満#糖尿病#腸管バリア#2025
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⚠️ 免責事項:本データベースの情報は一般的な教育・参考目的のものです。医学的診断・治療の代替となるものではありません。健康上の懸念がある場合は必ず医師・薬剤師にご相談ください。発酵食品の効果には個人差があります。情報は随時更新しますが、最新の研究論文や厚生労働省の発表もご確認ください。