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毎日納豆チャレンジ、1週間やってみた。正直な感想。


前回の記事で「発酵食品を意識して食べてみる」と書いた。

まず手始めに、手軽にできることを探した。納豆なら毎朝スーパーで買える。値段も安い。「1週間、毎朝食べてみよう」と決めて、実際にやってみた。

1日目〜3日目:普通だった

月曜日の朝、いつもの朝食に納豆を加えた。ご飯と卵と納豆。タレをかけて、よくかき混ぜて、食べた。

うまい。当たり前だが、うまい。

でも何も起きない。体が急に軽くなるとか、お腹の調子が劇的に良くなるとか、そんなことは当然ない。3日続けても、特に変化はなかった。

正直、「これで本当に何かが変わるのか?」と半信半疑のままだった。

4日目:ちょっと気になる話を聞いた

職場の同僚(55歳、私より少し上)が、健康の話になったときに言った。「俺、去年から毎朝納豆食べてるけど、なんか便通がよくなった気がするよ」と。

「気がする」というのがポイントだ。証明はできない。でも、体感として感じているのは確からしい。

私はまだそんな実感はない。でも、毎朝ルーティンとして食べること自体は苦ではなくなってきた。

5日目〜7日目:小さな発見

週の終わりになって、気づいたことがひとつあった。

納豆を食べるようになってから、朝食をちゃんと食べるようになった。

これまでは「時間がない」「食欲がない」と理由をつけてコーヒー一杯で済ませることが多かった。でも「今日も納豆を食べよう」と思うと、自然とご飯を炊いて、ちゃんと座って食べるようになった。

発酵食品の効果というより、朝食をしっかり食べることの効果かもしれない。でもどちらにせよ、悪くない変化だと思う。

1週間終えて思うこと

劇的なことは何も起きなかった。「発酵食品で人生が変わった!」とは言えない。

でも、毎日意識して何かを食べ続けるということは、意外と地味に面白いと思い始めた。ゲームのデイリークエストをこなすような、小さな達成感がある。

来週もたぶん続ける。納豆が切れたついでに、スーパーでぬか漬けでも見てみようと思っている。

後から知った、納豆の栄養のすごさ

1週間続けてから、改めて納豆について調べてみた。すると、知らなかったことがいくつも出てきた。

まず、納豆のタンパク質含有量は100gあたり約16gと、植物性食品の中ではかなり高い部類に入る。50代になると筋肉量が落ちやすくなるが、タンパク質を意識して摂ることが大切だと以前医師にも言われていた。毎朝100円前後で買える食品で、それが補えるとは。

次に驚いたのが「ナットウキナーゼ」という酵素だ。納豆菌が生み出すこの成分には、血液中に生じる血栓を溶かす働きがあると研究されている。血管の健康が気になる50代以降の男性にとって、見逃せない話だった。

さらに「ビタミンK2」も豊富に含まれている。骨の健康に関わるビタミンで、カルシウムを骨に定着させる働きがある。納豆はビタミンK2を豊富に含む数少ない食材のひとつだという。

ひとつだけ注意点を書いておく。血液をサラサラにする薬(ワーファリンなど)を服用している場合、ビタミンKの摂取量に制限がかかることがある。その場合は医師に相談してほしい。

毎朝1パック。それだけのことで、これだけの栄養が摂れる。知ってから食べると、なんとなくありがたみが増した気がする。

試しに、これだけの栄養が詰まっていると意識しながら食べてみた。なんとなく、体のどこかに届いている感覚がある。「意識して食べる」と「何も考えずに食べる」は、きっと違う。毎朝1パック。その小さな積み重ねが、半年後の自分をつくっていくのかもしれない。今はそう思いながら、今朝も食べた。


次回:スーパーの漬物コーナーで興味深いものを発見した話。

習慣化するための、ちょっとしたコツ

1週間続けてわかったのは、「習慣にするコツ」は意外と単純だということだ。

まず、難しく考えないこと。「発酵食品を毎日食べなければ」と義務にすると、続かなくなる。「今日も納豆を食べた」という小さな達成感を積み重ねるだけでいい。

次に、既存の習慣に組み込むこと。私の場合は朝食に加えた。もともと朝ご飯を食べる習慣があったから、そこに納豆を足すだけでよかった。新しいことを始めるより、今あることに「プラスワン」する方が圧倒的に続けやすい。

最後に、結果を求めすぎないこと。「1週間で体が変わる」と期待すると、変わらなかったときに諦めてしまう。腸内環境の変化は少なくとも数週間から数ヶ月かかる。「今日食べた納豆は、来月の自分に届く」くらいの気持ちで続けることが大事だ。

納豆の「食べ方」にも工夫が必要だった

最初の1週間、ただタレをかけて食べていた。3日目くらいから少し飽きてきた。

そこで少し工夫してみた。たれの代わりに醤油麹を使ってみた。ごまを足してみた。薬味にしょうがやねぎを入れてみた。そのまま食べるより、少し工夫するだけで全然違う食べ物になる。

調べてみると、納豆は何と合わせてもよく合う。キムチと混ぜてご飯に乗せると、乳酸菌と納豆菌のダブル効果が期待できる。アボカドと合わせると、健康的な脂質と一緒に食べられる。オクラや山芋と組み合わせると、ネバネバ食材同士でとろみが増す。

「飽きたら変える」という感覚が、長く続けるための知恵だと思う。

発酵食品の「続け方」は人それぞれでいい

同僚の話を聞いて思ったのは、「効果」というものは人によって違うということだ。

同じ納豆を毎日食べても、便通が改善する人もいれば、特に変化を感じない人もいる。腸内環境は個人差が大きく、遺伝的な要因や生活習慣によっても異なる。

だから「他の人がこれで良くなったから、自分もそうなるはず」と思い込まない方がいい。自分の体の声を聞きながら、合うものを続ける。それが一番だと思うようになった。

また、「続けること」自体に意味がある。何かひとつの食品に特別な効果を期待するより、発酵食品という習慣を生活に組み込むことで、少しずつ体の土台が変わっていく。そういう長期的な視点で続けることが、50代以降の健康管理には特に大切だと感じている。

次に試してみたいこと

1週間の納豆チャレンジを終えて、次のステップを考えた。

納豆は続けながら、ぬか漬けも試してみたい。スーパーで見かけるたびに気になっていたが、「自分で作るのは大変そう」と思って手を出せずにいた。でも、調べると意外と簡単そうだ。

それから、味噌汁も毎日飲むようにしたい。インスタントではなく、ちゃんとだしを取って、自分で作る味噌汁を。毎日の食事の中に、発酵食品をもう1品加えることが次の目標だ。

小さな一歩の積み重ね。それが今の私のペースだ。焦らず、でも確実に、発酵食品のある暮らしを作っていく。

納豆1パックから始まって、今では複数の発酵食品が毎日の食卓に並ぶようになった。あの1週間の地味なチャレンジが、すべての始まりだった。劇的な変化を期待せず、ただ続けた。その積み重ねが、今の食卓を作っている。50代の健康は、毎日の小さな選択の積み重ねで作られる。あの1週間の納豆チャレンジが教えてくれた、一番大切なことだ。最初の1週間を振り返ると、あの「劇的な変化がなかった」という正直な感想が、今の継続につながっているように思う。過剰な期待をしなかったから、続けられた。続けたから、少しずつ体が変わった。50代からの健康は、そういう地味な積み重ねで作られていくものだと、今は確信している。

※ この記事は個人の体験と公開情報に基づくものです。特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある方は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。詳しくは免責事項をご覧ください。