お医者様に言われた一言が、私を変えた。


ヘルニアの痛みを無視し続けた結果、ある日腰が本当に動かなくなった。

自力で立ち上がれない。歩けない。救急で病院に運ばれ、そのまま入院することになった。

「このままでは、腰が動かなくなりますよ」

病室のベッドで横になりながら、お医者様の言葉を聞いた。

「このままの生活を続けていたら、腰が完全に動かなくなります。最悪の場合、手術が必要になる。今すぐ生活を変えなければいけません。」

以前も似たようなことを言われた。でも今回は違った。本当に動けない状態で、その言葉を聞いた。

頭ではなく、体で理解した。

「お金を使わない運動」を探した

退院後、何か運動を始めなければという気持ちになった。

ジムに通うお金はなかった。道具が必要な運動もハードルが高い。考えた末に思い浮かんだのが、ジョギングだった。

シューズさえあれば、どこでも、お金をかけずにできる。それがジョギングを選んだ理由だった。

健康への意識が芽生えたのは、この入院がきっかけだった。

もっと早く気づけばよかった、と今でも思う。でも、あの入院がなければ、今の自分はなかったとも思う。


次回:人生初のジョギング。100メートルが、はるか遠くに見えた。