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三週間ぶりのジョギングと、自家製麹醤油の昼ごはん。梅雨明け間近の一日。


七月に入った。今日は、七月四日。

昨日から二連休で、久しぶりにゆっくりできる休みだった。

思い返せば、島根への旅から帰ってきてからというもの、仕事がとにかく忙しかった。六月は、休みが三回しかなかった。だから今回の連休は、特に予定を入れず、「静養」と題して、体を休めることにした。とはいえ、休みには休みでやることがある。たまった用事を、昨日でようやく片づけた。

肩の荷が下りると、体がむずむずしてくる。そうだ、走ろう。

三週間ぶりの、十キロ

いつ以来だろう、と振り返ってみる。

前に走ったのは、たしか六月十六日。ということは、およそ三週間ぶりだ。ずいぶん間が空いてしまった。正直、体が動くか、少し不安もあった。

でも、走り出してみると、意外と足は動いた。

結局、十キロちょっとを走りきることができた。三週間のブランクがあったわりには、上出来だ。走り終えたら、いつものルーティン。腹筋を十回、三セット。それから足を軽くほぐす。

あとは、ゆっくり歩いて帰るのが、私のクールダウンだ。

緑に包まれた散歩道。芝生と木立の間を、細い小道がのびる。

息を整えながら、ぼーっと歩く。何を考えるでもなく、ただ歩く。この時間が、いちばんのストレス発散になる。走ったあとの、火照った体に、風がすがすがしく吹き抜けていく。

水元公園の、夏の入り口

歩く道は、水元公園のあたりだ。

緑が豊かに広がっている。歩きながら、沼をのぞいてみた。

沼の一面に広がる蓮の葉。梅雨どきの、緑ゆたかな水辺。

沼の一面に、蓮の葉が広がっている。この時期ならではの光景だ。水の中には、藻がたっぷりと茂っている。もう少しすれば、この蓮も刈り取られてしまうのだろう。冬になると、この沼は、すっかり何もなくなってしまうのだ。

ところどころで、蛙の声がする。

ぽつり、ぽつりと、鳴いている。正直に言うと、私は蛙があまり得意ではない。食べたことはあるけれど、好んでは食べない。とくに、あの大きな牛蛙は、どうも苦手だ。それでも、こうして季節の生き物の声を聞くのは、悪くない。

やがて、水辺には鵜(う)がやってくる。水面を泳ぎ回って、小魚を狙うのだ。ここは、いつもそんな景色だ。

少し歩くと、橋が見えてくる。

この橋は、カワセミの名所だ。朝早くには、カメラを片手にしたバードウォッチャーの人たちが、じっとカワセミを待っている。もう十時をまわっていたからか、今日は、ちらほらとしか人がいなかった。どこからか、滝の音が聞こえてくる。いい音だ。

岩場を流れ落ちる小さな滝。水音が涼しげに響く。

空を見上げると、まだ梅雨の雲が広がっていた。それでも、雲の切れ間から、夏の光がのぞく。鳥の鳴き声も、季節とともに少しずつ変わってきた。走っていると、そんな移り変わりに気づける。これも、走ることの楽しみだ。

久しぶりの、家の昼ごはん

家に帰って、久しぶりに、昼ごはんを家で食べた。

最近は休みのたびに、朝から早い時間に外へ食べに出てしまうことが多かった。だから、家で昼を食べるのは、ずいぶん久しぶりだ。

昨日の残りの、マグロのお刺身があった。

これを、自分で仕込んだ麹醤油で食べる。先日、石川の麹で作った、あの麹醤油だ。とろりとした麹醤油は、普通の醤油よりもまろやかで、旨みが深い。マグロの赤身に、よく合う。自分で作ったもので、その日の食事をととのえる。これほど嬉しいことはない。

それから、卵。

私は家で昼を食べるとき、いつも卵を焼く。オリーブオイルを引いて、卵を二つ。そこに麹醤油をスプーン半分ほど加えて、かき混ぜながら火を入れる。半熟より、ほんの少し硬めに仕上げるのが好みだ。これが、私の定番の一皿になっている。

麹醤油ひとつで、いつもの卵が、ぐっと味わい深くなる。発酵の力は、たいしたものだ。

夕方は、自家製味噌の豚汁

午後は、昼寝を交えながら、のんびり過ごした。

三時過ぎ、行きつけのお魚屋さんへ。昨日頼んでおいたお刺身の盛り合わせを受け取って、また歩いて帰る。夕ごはんは、このお刺身と、豚汁にしようと決めた。

豚汁の味噌は、去年、自分で仕込んだ味噌だ。

私は、味噌汁もスープも、いつもこの自家製味噌で作っている。市販のものとは、香りも、コクも、まるで違う。そして何より、体調がいい。本当に、腸の調子がいいのだ。これぞ、腸活。発酵食品を毎日いただくことの、いちばんの効きめだと思っている。

いつか、畑と発酵小屋を

歩きながら、ふと、こんなことを考えた。

この街には、畑が多い。緑も多い。いつか仕事を卒業したら、こういう土地で、自分の畑を持ちたい。野菜を育てて販売し、小屋では味噌やぬか漬けを仕込む。これができたら、どんなにいいだろう。

そんな施設を作るには、お金もかかる。だから、今はまだ夢の段階だ。

でも、こうして畑の広がる道を歩いていると、その夢が、少しだけ近くに感じられる。走って、食べて、いつか土をいじって。そんな暮らしが、これからの楽しみだ。

緑の道を歩きながら

帰り道は、昔よく通った道を選んだ。

同級生と一緒に、小学校へ通った道。若いころは、この距離を歩いても、なんとも思わなかった。今は、歩くスピードが、少し遅くなったかもしれない。それでも、ジョギングを続けているおかげか、歩くこと自体は、まるで苦にならない。

暑かったので、つい発泡酒を一本だけ買ってしまった。散歩のおともに、少しずつ飲みながら歩く。たまの休みだ、これくらいは、いいだろう。

緑にはさまれた川辺の眺め。水面に木々が映り込む。

日が、ずいぶん伸びた。夕方五時とは思えないほど、あたりはまだ明るい。緑を眺めながら、ゆっくりと歩いて帰る。こういう時間が、何より贅沢だ。

この一日から、思うこと

三週間ぶりに走っても、十キロを走りきれた。休みの日には、自家製の麹醤油や味噌で、体をととのえる。振り返ると、なんでもない一日だけれど、心も体も、じんわりと満たされていた。

ここで、ひとつ思うことがある。

久しぶりの運動でも体が動いたのは、きっと、日頃の積み重ねのおかげだ。毎日、発酵食品を食べて腸を整えておく。そして、無理のない範囲で、体を動かし続ける。この二つがそろっていると、少しくらいブランクがあっても、体はちゃんと応えてくれる。

運動と、発酵。この二つは、車の両輪のようなものだと思う。

もし、しばらく運動から遠ざかっているという方がいたら、まずは短い距離を、ゆっくりでいい。そして食卓に、味噌や納豆、麹のものを一品。腸から体を整えておけば、また動き出すのが、ずっと楽になるはずだ。

さあ、明日からは、また忙しい毎日が始まる。

この一日でたくわえた元気を、少しずつ使いながら、また歩いていこうと思う。


走ることと、発酵と。どちらも、続けるほどに体が応えてくれる。

※ この記事は個人の体験と公開情報に基づくものです。特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある方は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。詳しくは免責事項をご覧ください。