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Toshi Ferment 発酵食品と健康を愛する50代の食と暮らし
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📰 トピックス

公的機関・査読付き学術論文をもとにしたニュースをToshiの視点でお届けします

  • 秋田と愛知のたくあんで菌叢に差|気温・塩分・製法が異なる6社の比較(2021年研究)のサムネイル
    Aug 13, 2026

    秋田と愛知のたくあんで菌叢に差|気温・塩分・製法が異なる6社の比較(2021年研究)

    秋田と愛知の計6社から提供されたぬか漬けたくあんを調べた2021年の研究で、最終製品の微生物群集に違いが報告された。気温、塩分、乾燥方法など複数の製造条件が異なるため、気候だけが原因と証明されたわけではない。効果を断定しない立場から、わかりやすく紹介する。

  • 老舗の味噌蔵で見つかった乳酸菌|2021年公開の「蔵付き菌」研究シーズをたどるのサムネイル
    Aug 9, 2026

    老舗の味噌蔵で見つかった乳酸菌|2021年公開の「蔵付き菌」研究シーズをたどる

    長野県の老舗味噌醸造蔵から、好塩性の乳酸菌「KA03033株」が分離された。この蔵の味噌にはオルニチンやシトルリンが多く含まれ、この菌が生成に関わっている可能性が示唆されているという。信州大学が2021年に公開した研究シーズをもとに、効果を断定しない立場から、わかりやすく紹介する。

  • 未溶融チェダーで腸内細菌の指標に変化?発酵食品研究10本をまとめた巻頭言のサムネイル
    Aug 5, 2026

    未溶融チェダーで腸内細菌の指標に変化?発酵食品研究10本をまとめた巻頭言

    未溶融チェダーを摂取した参加者の一部を対象とする探索的解析では、便中細菌の多様性指標に介入前後の変化が報告された。一方、溶融群では同様の有意な変化は確認されなかった。ただし、食べ方の優劣や健康効果を証明した結果ではない。発酵食品と腸内細菌に関する研究10本の概要と限界を紹介する。

  • 生乳や発酵乳から分離した乳酸菌の性質を調べる|エチオピアの基礎研究からのサムネイル
    Aug 2, 2026

    生乳や発酵乳から分離した乳酸菌の性質を調べる|エチオピアの基礎研究から

    発酵乳や生乳には、どんな菌がいるのか。エチオピアの研究チームが、25の試料から乳酸菌と推定された20の分離株を得て、酸への強さや、寒天培地の上での抗菌活性などを調べた。Scientific Reports(2026年)に発表された原著研究を、効果を断定しない立場から、慎重に紹介する。

  • 味噌の「生体調節機能」はどこまで調べられたのか|1997年度の研究記録からのサムネイル
    Jul 30, 2026

    味噌の「生体調節機能」はどこまで調べられたのか|1997年度の研究記録から

    日本の食卓に欠かせない味噌。その体への働き(生体調節機能)は、研究の対象になってきた。1997年度の研究概要をもとに、味噌をめぐる研究の一例を紹介する。ただし、これは古いラットの実験であり、味噌については統計学的な有意差が確認できるものではなく、人での効果や病気の予防・治療を示すものでもない。効果を断定しない立場から、慎重に整理する。

  • 加熱殺菌した乳酸菌を含むグミ様食品で、歯ぐきの出血指標はどう変わった?6週間の臨床試験のサムネイル
    Jul 27, 2026

    加熱殺菌した乳酸菌を含むグミ様食品で、歯ぐきの出血指標はどう変わった?6週間の臨床試験

    加熱して殺菌した乳酸菌(ポストバイオティクス)を含むグミ様食品をとると、歯ぐきの状態はどう変わるのか。東京科学大学の研究チームが、軽い歯肉炎のある成人を対象に、6週間の無作為化二重盲検プラセボ対照試験を行った。歯ぐきからの出血の指標に変化が報告された一方、解析対象によって結果の見え方が異なるなど、注意すべき点も多い。効果を断定しない立場から、慎重に紹介する。

  • 発酵の過程で、菌たちはどう関わり合っているのか|微生物の「生態」を整理した総説のサムネイル
    Jul 25, 2026

    発酵の過程で、菌たちはどう関わり合っているのか|微生物の「生態」を整理した総説

    ヨーグルトのように少数の菌が中心となる発酵もあれば、一部の伝統的な味噌や熟成チーズ、キムチなどのように、多様な微生物が関わる発酵もある。発酵の過程で微生物がどう相互作用し、どんな生態をつくっているのかを整理した総説が、Nature Reviews Microbiology(2025年)に発表された。米ネブラスカ大学の研究者らによるレビューを、わかりやすく紹介する。

  • 発酵食品と過敏性腸症候群(IBS)|16件の臨床試験をまとめたメタ解析が示したことのサムネイル
    Jul 25, 2026

    発酵食品と過敏性腸症候群(IBS)|16件の臨床試験をまとめたメタ解析が示したこと

    発酵食品は、お腹の不調と関わるのか。過敏性腸症候群(IBS)を対象にした16件のランダム化比較試験を統合したメタ解析が、Frontiers in Nutrition(2024年)に発表された。症状の緩和と関連する一方で、証拠には限界もある。研究の中身を、効果を断定しない立場から、わかりやすく紹介する。

  • 同じ「乳酸菌」でも、株によってこんなに違う|27株を調べたゲノム・機能研究のサムネイル
    Jul 25, 2026

    同じ「乳酸菌」でも、株によってこんなに違う|27株を調べたゲノム・機能研究

    ひとくちに「乳酸菌」といっても、その中身は一様ではない。韓国の研究チームが、口の中や食品から集めた27株の乳酸菌を、性質と遺伝子の両面から詳しく調べた。酸や胆汁への耐性、腸細胞への接着、抗菌活性が株ごとに大きく違うことを示した原著研究を、健康効果を断定しない立場から、わかりやすく紹介する。

  • 麹菌のタンパク質が、日本酒の成分に関わっていた|「国菌」の多面的な役割を探る研究のサムネイル
    Jul 22, 2026

    麹菌のタンパク質が、日本酒の成分に関わっていた|「国菌」の多面的な役割を探る研究

    日本酒づくりを支える麹菌(こうじきん)。その麹菌がつくり出す「タンパク質」そのものが、日本酒の成分プロファイルに広く関わっていることを、独立行政法人酒類総合研究所と広島大学の研究者らが報告した。査読誌Applied and Environmental Microbiology(2026年)に発表された原著論文を、わかりやすく紹介する。

  • 野菜・果物・食用花から見つかる乳酸菌|発酵の菌の供給源を探るレビューのサムネイル
    Jul 20, 2026

    野菜・果物・食用花から見つかる乳酸菌|発酵の菌の供給源を探るレビュー

    ヨーグルトや漬物でおなじみの乳酸菌。その菌は、新鮮な果物・野菜・食用花からも、さまざまな乳酸菌が分離・確認されている。植物由来の乳酸菌を体系的に整理した総説が、World Journal of Microbiology & Biotechnology(2026年)に発表された。発酵食品の「菌の供給源」としての植物の可能性を、わかりやすく紹介する。

  • 発酵食品は、なぜ健康と関わると考えられている?「生理活性物質」から読み解く最新レビューのサムネイル
    Jul 14, 2026

    発酵食品は、なぜ健康と関わると考えられている?「生理活性物質」から読み解く最新レビュー

    ヨーグルトやキムチ、ケフィアが健康と関わると考えられているのはなぜか。手がかりの一つが、発酵の過程で生まれる「生理活性物質」だ。国際的な学術誌Folia Microbiologicaに2026年に発表されたナラティブレビューをもとに、発酵食品が生み出す成分と、腸・免疫・生活習慣病との関わりを、慎重に整理する。

  • いつもの味を、いつも通りに|発酵食品の「ばらつき」に科学が挑むのサムネイル
    Jul 14, 2026

    いつもの味を、いつも通りに|発酵食品の「ばらつき」に科学が挑む

    同じように仕込んだのに、味が違う。発酵食品づくりにつきものの「ばらつき」を、最新のオミクス技術で乗り越えようとする総説が、Nature系の学術誌npj Science of Foodに2026年に発表された。微生物の力を設計する「精密発酵」という新しい考え方を、わかりやすく紹介する。

  • 8菌株を組み合わせると、試験管内の腸モデルで何が起きた?複合プロバイオティクスの予備研究のサムネイル
    Jul 14, 2026

    8菌株を組み合わせると、試験管内の腸モデルで何が起きた?複合プロバイオティクスの予備研究

    乳酸菌やビフィズス菌を1種類ではなく8種類まとめて用いると、腸内細菌の様子はどう変わるのか。韓国の研究チームが、腸内環境の乱れを模した試験管内の腸モデルで「複合プロバイオティクス」を発酵させ、菌の割合や短鎖脂肪酸などの変化を調べた。ヒトでの効果を確かめたものではない予備研究を、腸活の背景知識とあわせて慎重に紹介する。

  • 味噌は大豆でなくてもいい?ひよこ豆・ルーピン・ささげで仕込んだ「新しい味噌」の研究のサムネイル
    Jul 11, 2026

    味噌は大豆でなくてもいい?ひよこ豆・ルーピン・ささげで仕込んだ「新しい味噌」の研究

    味噌といえば大豆。その常識に、ポルトガル・リスボン大学の研究チームが一石を投じた。ひよこ豆・ルーピン・ささげといったマメ科植物で仕込んだ味噌が、大豆味噌と近い発酵経過をたどることを18か月かけて確認したという。減塩や持続可能性の観点からも注目されるこの研究を、わかりやすく紹介する。

  • ヨーグルトやケフィアは、本当にお腹にいいのか。ヒト研究37件を整理したレビュー論文のサムネイル
    Jul 10, 2026

    ヨーグルトやケフィアは、本当にお腹にいいのか。ヒト研究37件を整理したレビュー論文

    ヨーグルト・発酵乳・ケフィア・チーズといった発酵乳製品が、お腹の調子や炎症の指標にどう関わるかを、ヒトを対象にした37件の研究から整理したレビュー論文がNutrition Reviews誌(2026年)に発表された。腹部の不快感やIBSの改善が報告される一方、効果が見られなかった研究もある。その全体像を、わかりやすく紹介する。

  • 発酵は、食べ物の「栄養の量や吸収されやすさ」に関わっていた?微生物による栄養強化のサムネイル
    Jul 8, 2026

    発酵は、食べ物の「栄養の量や吸収されやすさ」に関わっていた?微生物による栄養強化

    発酵は、食品を保存し風味を高めるだけでなく、微生物の働きでビタミンやミネラルの吸収されやすさに関わることがある。発酵微生物による「栄養強化(バイオフォーティフィケーション)」のメカニズムを整理したレビュー論文が、Frontiers in Nutrition(2026年)に発表された。納豆のビタミンK2など、身近な例も交えて紹介する。

  • 発酵食品と「健康長寿」は、どうつながるのか。老化に関わる仕組みを整理したレビュー論文のサムネイル
    Jul 7, 2026

    発酵食品と「健康長寿」は、どうつながるのか。老化に関わる仕組みを整理したレビュー論文

    発酵食品が、炎症・酸化ストレス・腸内環境といった老化関連の仕組みにどう関わりうるかを体系的に整理したレビュー論文が、Current Research in Food Science(2025年)に発表された。ただし、これは仮説・メカニズムの整理であり、発酵食品を食べれば長生きできると証明したものではない。塩分などの注意点もあわせて紹介する。

  • 世界の発酵食品の「微生物カタログ」ができつつある。新データベース「MiFoDB」が開く研究の扉のサムネイル
    Jul 4, 2026

    世界の発酵食品の「微生物カタログ」ができつつある。新データベース「MiFoDB」が開く研究の扉

    味噌、キムチ、チーズ、パン――世界中の発酵食品には、無数の微生物が住んでいる。その多様性をまとめて解析するための新しいデータベース「MiFoDB」を紹介するコメンタリーが、mSystems(2025年)に掲載された。発酵食品の微生物を「菌株レベル」で調べる、研究の最前線を紹介する。

  • チーズから見つかった乳酸菌が、代謝の指標に変化をもたらした?エジプト伝統食からの発見(ラット実験)のサムネイル
    Jul 3, 2026

    チーズから見つかった乳酸菌が、代謝の指標に変化をもたらした?エジプト伝統食からの発見(ラット実験)

    エジプトの伝統的なカッテージチーズから分離された乳酸菌が、代謝症候群(高血糖・高コレステロール・肥満)のラットモデルで、いくつかの指標の変化と関連した。Probiotics and Antimicrobial Proteins(2026年)に発表された、試験管内と動物実験による研究を紹介する。ただし、これは人での効果を確かめた研究ではない。

  • 発酵食品は「口」から「腸」まで届く?植物性発酵食品と体の微生物をめぐる大きな総説のサムネイル
    Jul 1, 2026

    発酵食品は「口」から「腸」まで届く?植物性発酵食品と体の微生物をめぐる大きな総説

    発酵食品に含まれる微生物や成分が、口の中から腸まで、体の微生物バランスにどう関わるのか。植物性発酵食品に注目した大規模な総説が、Nature Reviews Microbiology(2026年6月)に発表された。「口腔-腸軸」という視点から、発酵食品と健康の関係を整理した研究を紹介する。

  • 「発酵」と「腐敗」は何が違う?農林水産省が伝える、日本の発酵食品文化の奥深さのサムネイル
    Jun 28, 2026

    「発酵」と「腐敗」は何が違う?農林水産省が伝える、日本の発酵食品文化の奥深さ

    醤油、味噌、みりん、酢、納豆、漬物――日本の食卓は発酵食品であふれている。農林水産省のWebマガジン「aff」が、発酵のしくみと日本の発酵文化を分かりやすく解説している。「発酵」と「腐敗」の違い、麹菌をはじめとする発酵菌の個性、そして各地に伝わる多彩な発酵食品の世界を紹介する。

  • 麹菌はなぜ、あれほど大量の酵素をつくれるのか。東京大学らが見つけた「細胞の体積と核数が10倍になる」しくみのサムネイル
    Jun 26, 2026

    麹菌はなぜ、あれほど大量の酵素をつくれるのか。東京大学らが見つけた「細胞の体積と核数が10倍になる」しくみ

    味噌・醤油・日本酒づくりを支える麹菌(こうじきん)。その高い酵素生産能力の秘密が、東京大学・筑波大学らの研究で明らかになった。培養中に菌糸の細胞体積と核の数が約10倍に増え、それが酵素をたくさんつくる力につながっていた(eLife, 2025年)。日本の発酵文化を根底から支える微生物の姿に迫る。

  • 発酵食品をよく食べる人は、死亡リスクが低い傾向?300万人超のデータを集めたメタ分析のサムネイル
    Jun 19, 2026

    発酵食品をよく食べる人は、死亡リスクが低い傾向?300万人超のデータを集めたメタ分析

    発酵食品の摂取と死亡リスクの関係を、300万人超・50件のコホート研究から分析した初のメタ分析がFrontiers in Nutrition(2026年)に発表された。ヨーグルトなどの発酵乳製品やチーズの高摂取が、死亡リスクの低さと関連する傾向が示された。ただし、これは「関連」であって「食べれば長生きする」という因果関係ではない点に注意が必要だ。

  • 同じ乳酸菌でも「生きているか・加熱したか」で働きが変わる?東北大学などの研究が示した、腸細胞モデルでの違いのサムネイル
    Jun 19, 2026

    同じ乳酸菌でも「生きているか・加熱したか」で働きが変わる?東北大学などの研究が示した、腸細胞モデルでの違い

    同じ乳酸菌でも、生きた状態か加熱処理された状態かによって、腸細胞モデルで見られる反応が異なる可能性が報告されました。東北大学などの共同研究では、Lactiplantibacillus plantarum の生菌と不活化菌を比較し、小腸上皮細胞への作用の違いを調べています。なお、人が食べた場合の効果を直接示した研究ではありません。

  • 乳酸菌がつくる「天然の抗菌物質」が、薬の効かない菌への新たな一手として研究されているのサムネイル
    Jun 18, 2026

    乳酸菌がつくる「天然の抗菌物質」が、薬の効かない菌への新たな一手として研究されている

    乳酸菌がつくり出す「バクテリオシン」という天然の抗菌たんぱく質が、抗生物質の効きにくい多剤耐性菌への対抗策として注目されている。新生児敗血症をテーマにしたレビュー論文が、Probiotics and Antimicrobial Proteins(2026年)に発表された。発酵食品でおなじみの乳酸菌が持つ、もうひとつの顔を紹介する。

  • 昆布を「乳酸菌+酵母」で発酵させたら、磯くささが41.5%減った。海藻発酵の新しい可能性のサムネイル
    Jun 12, 2026

    昆布を「乳酸菌+酵母」で発酵させたら、磯くささが41.5%減った。海藻発酵の新しい可能性

    プロバイオティクス乳酸菌と酵母を組み合わせて昆布を共発酵させると、菌の生存率が上がり、海藻特有の磯くささが最大41.5%減ったという研究が、International Journal of Food Microbiology(2026年)に発表された。発酵が「健康」だけでなく「おいしさ」もつくる一例だ。

  • 腸内環境と「子宮内膜症の炎症」がつながっていた。プロバイオティクスが炎症を抑えたラット実験のサムネイル
    Jun 6, 2026

    腸内環境と「子宮内膜症の炎症」がつながっていた。プロバイオティクスが炎症を抑えたラット実験

    プロバイオティクスが腸内細菌叢と短鎖脂肪酸(SCFA)を変化させ、子宮内膜症に伴う炎症をやわらげる可能性を示したラット実験が、Frontiers in Microbiology(2026年)に発表された。腸と離れた臓器の炎症が、思わぬ形でつながっているかもしれない。

  • 世界の発酵食品は、本当に体にいいのか。6大陸・125件の研究を50年分まとめてわかったことのサムネイル
    Jun 6, 2026

    世界の発酵食品は、本当に体にいいのか。6大陸・125件の研究を50年分まとめてわかったこと

    納豆・味噌・キムチ・テンペ・ケフィア——世界各地の伝統発酵食品には、どんな健康効果があるのか。1970年から2024年までの50年間・125件の人間研究を集めた大規模レビューが、Frontiers in Nutrition(2025年)に発表された。

  • 日本人の腸内細菌は、世界と何が違うのか。37カ国・3万人超の比較で見えてきたことのサムネイル
    Jun 6, 2026

    日本人の腸内細菌は、世界と何が違うのか。37カ国・3万人超の比較で見えてきたこと

    日本人5,000人以上の腸内マイクロバイオームを世界36カ国・25,000人超と比較した大規模研究が発表された。日本人特有のビフィズス菌の豊富さと、海藻由来多糖類を分解する酵素の保有率が約90%という驚きの結果が示された(東京大学、2026年)。

  • プロバイオティクスの改善効果、半分近くはプラセボだった。大学生83名・8週間RCTが示す「不都合な科学」のサムネイル
    Jun 6, 2026

    プロバイオティクスの改善効果、半分近くはプラセボだった。大学生83名・8週間RCTが示す「不都合な科学」

    プロバイオティクスをとると体調が良くなる――。その実感の一部は、プラセボ効果で説明できるかもしれない。大学生83名を対象にした8週間の三重盲検ランダム化対照試験(RCT)が、Scientific Reports(2026年)に掲載された。

  • 発酵食品は「食品」であると同時に「システム」だった。免疫・代謝・認知機能への総合的な影響のサムネイル
    Jun 4, 2026

    発酵食品は「食品」であると同時に「システム」だった。免疫・代謝・認知機能への総合的な影響

    発酵食品は単なるプロバイオティクスの供給源ではない。微生物コミュニティと代謝産物が複合的に作用し、免疫・代謝・神経認知機能に関わる可能性を「機能的システム」として整理したレビュー論文が発表された(Foods, 2025年6月)。

  • 甘いものを食べても太りにくい人がいる。腸内細菌が砂糖の影響を変えるメカニズムのサムネイル
    May 30, 2026

    甘いものを食べても太りにくい人がいる。腸内細菌が砂糖の影響を変えるメカニズム

    同じ量の砂糖を摂っても、太りやすさには個人差がある。その差の一端が、腸内細菌にある可能性を京都大学・東京農工大学らの研究チームが示した。Nature Communicationsに発表された研究(2025年1月)は、腸内細菌Streptococcus salivariusとスクロース誘発性肥満の関係を解析している。

  • 乳酸菌は「腸にいい」だけではなかった。発酵食品が持つ3つの生物機能のサムネイル
    May 28, 2026

    乳酸菌は「腸にいい」だけではなかった。発酵食品が持つ3つの生物機能

    乳酸菌は腸を整えるだけでなく、抗菌・口腔ケア・腸バリアや代謝という複数の経路で体に働きかける可能性がある。2026年2月、学術誌 Foods(MDPI)は乳酸菌の生物機能特性に関する特別号の内容を紹介するエディトリアルを公開した。

  • 腸内細菌の「酵素」が、野菜の健康効果を左右するかもしれない。フィトニュートリエントと腸内環境の最新科学のサムネイル
    May 22, 2026

    腸内細菌の「酵素」が、野菜の健康効果を左右するかもしれない。フィトニュートリエントと腸内環境の最新科学

    12万人超の大規模調査で、フラボノイドの多様な摂取が死亡リスクを6〜20%下げることが示された(Nature Food, 2025)。腸内細菌の「酵素」がその健康効果を左右する重要な要因になりうることが指摘されている(Nature Microbiology, 2026)。同じ野菜を食べても、効果が異なる可能性の背景に何があるのか。

  • 麹なしで、なぜ味噌になるのか。希少な伝統味噌「ねさし味噌」と自然発酵の最新科学のサムネイル
    May 17, 2026

    麹なしで、なぜ味噌になるのか。希少な伝統味噌「ねさし味噌」と自然発酵の最新科学

    麹を一切使わず、自然界の微生物だけで3年以上かけて熟成させる伝統味噌「ねさし味噌」。2026年1月、Frontiers in Microbiologyに発表された論文が、メタゲノミクスを用いてその微生物生態を初めて科学的に解析した。主役はMucor plumbeus(ムコール菌)だった。

  • 乳酸菌は、免疫細胞の「スイッチ」を押す。マクロファージ制御の最新研究のサムネイル
    May 13, 2026

    乳酸菌は、免疫細胞の「スイッチ」を押す。マクロファージ制御の最新研究

    免疫細胞「マクロファージ」は、炎症を起こすか抑えるかを状況に応じて切り替える。2026年発表のレビュー論文が、プロバイオティクス乳酸菌がマクロファージの極性化・オートファジー・代謝を制御する仕組みを体系的に整理した。

  • 発酵食品は、肝臓も守る。腸肝臓軸とMASLD(脂肪肝)の最新研究のサムネイル
    May 10, 2026

    発酵食品は、肝臓も守る。腸肝臓軸とMASLD(脂肪肝)の最新研究

    世界の成人の約25〜30%が罹患するMASLD(代謝関連脂肪肝疾患)。腸内細菌叢を介した「腸肝臓軸」の調節が、その進行を抑制する可能性が示されている。2026年2月発表のレビュー論文が、発酵食品の役割を体系的に整理した。

  • 腸が整うと、心も変わるのか。発酵野菜と精神健康の最新エビデンスのサムネイル
    May 9, 2026

    腸が整うと、心も変わるのか。発酵野菜と精神健康の最新エビデンス

    「サイコバイオティクス」とは、腸内細菌を通じて精神健康に働きかける食品・成分のこと。2026年発表のレビュー論文が、キムチ・ザワークラウト・テンペといった発酵野菜と不安・うつ・認知機能との関係を体系的に整理した。

  • 発酵食品は腸内細菌を「多様に」する。スタンフォード大学の臨床試験が示した、炎症との関係。のサムネイル
    May 7, 2026

    発酵食品は腸内細菌を「多様に」する。スタンフォード大学の臨床試験が示した、炎症との関係。

    スタンフォード大学がCell誌に発表した17週間の臨床試験。高発酵食品グループで腸内細菌の多様性が有意に増加し、19種類の炎症性タンパク質が減少。食物繊維との比較から明らかになった、発酵食品の働きとは。

  • 「麹菌がコレステロールを下げる」という臨床研究がある。毎日使っている私には、他人事じゃなかった。のサムネイル
    May 6, 2026

    「麹菌がコレステロールを下げる」という臨床研究がある。毎日使っている私には、他人事じゃなかった。

    査読付き学術誌に掲載された臨床試験で、麹で発酵させた食品を12週間続けた結果、総コレステロールが平均21mg/dL低下。毎日の味噌汁や塩麹を続けてきた50代の私には、他人事ではなかった。

  • スタンフォード大学が発酵食品の科学的根拠をまとめた。腸内多様性・免疫・炎症への貢献が確認された。のサムネイル
    May 5, 2026

    スタンフォード大学が発酵食品の科学的根拠をまとめた。腸内多様性・免疫・炎症への貢献が確認された。

    スタンフォード大学微生物免疫学部門が2025年、査読付き学術誌「Advances in Nutrition」に発表。発酵食品が腸内マイクロバイオームの多様性向上・免疫調節・炎症マーカー低下に貢献することを複数の臨床試験から確認した。

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