麹菌
Aspergillus oryzae
非常に安全
日本の発酵菌に関する最新研究・新発見・人体への影響を
5段階の安全度評価で詳しく解説します
🧭 安全度5段階評価について
麹菌
Aspergillus oryzae
納豆菌
Bacillus subtilis var. natto
紅麹菌
Monascus purpureus
【2024年重大警告】小林製薬の紅麹サプリ問題により、腎疾患・死亡事例が多数報告。シトリニン(腎毒素)やプベルル酸などの有害物質を産生する可能性がある。現在、厚生労働省が調査継続中。
⚗️ 接触物質・気体の影響
植物性乳酸菌(LP菌)
Lactiplantibacillus plantarum
耐塩性乳酸菌
Tetragenococcus halophilus
酢酸菌
Acetobacter pasteurianus
泡盛麹菌(クエン酸麹菌)
Aspergillus luchuensis
ボツリヌス菌
Clostridium botulinum
【最高危険度】自然界最強の神経毒(ボツリヌストキシン)を産生する嫌気性菌。密封された低酸性食品(はちみつ、いずし、自家製保存食)での汚染が問題。1歳未満の乳児へのはちみつは絶対禁止。
⚗️ 接触物質・気体の影響
清酒乳酸菌(サケ菌)
Lactobacillus sakei
醤油酵母
Zygosaccharomyces rouxii
ペディオコッカス(旨味乳酸菌)
Pediococcus pentosaceus
ぬか床の主要乳酸菌の一つ。バクテリオシン(ペディオシン)を産生し、リステリア菌などの食中毒菌を抑制する。食品保存への応用研究が進む有用菌。
⚗️ 接触物質・気体の影響
ビフィズス菌
Bifidobacterium longum
人間の腸内に最も多く存在する有益菌。母乳育児の赤ちゃんの腸内で優勢を占め、加齢とともに減少する。近年、うつ病・不安障害との「腸脳相関」研究が急速に進んでいる。
⚗️ 接触物質・気体の影響
清酒酵母(きょうかい酵母)
Saccharomyces cerevisiae(清酒系)
醤油麹菌
Aspergillus sojae
甘酒酵母(新知見)
Kazachstania humilis
2022年の研究で、一部の伝統的甘酒から本菌種の関与が確認された。従来注目されていなかった甘酒発酵への酵母の役割が明らかになりつつある。糖代謝に特異な特性を持ち、低アルコール発酵に適する。
⚗️ 接触物質・気体の影響
口腔・腸管乳酸菌(新研究)
Ligilactobacillus salivarius
2020年の乳酸菌系統樹再分類で新属「Ligilactobacillus」として独立。口腔と腸管の両方に棲息する特徴を持ち、歯周病予防と腸管免疫の両方への応用が研究されている。
⚗️ 接触物質・気体の影響
納豆菌 DG101株(新プロバイオティクス)
Bacillus subtilis DG101
日本の伝統食・納豆から単離された新しい納豆菌株。胃酸・胆汁酸・リゾチームへの高い耐性を持ち、生きたまま腸に届く。無作為二重盲検試験で体重・血糖・コレステロール改善が確認された次世代プロバイオティクス。
⚗️ 接触物質・気体の影響
アッカーマンシア菌(次世代善玉菌)
Akkermansia muciniphila
腸の粘液層(ムチン)を分解・再生させる特殊な腸内細菌。2025年の研究で肥満・2型糖尿病・精神疾患への効果が次々と明らかに。腸管バリアを強化し慢性炎症を防ぐ「次世代善玉菌」として世界中で注目される。日本でも研究が急加速中。
⚗️ 接触物質・気体の影響
フルクチラクトバチルス・フルクチボランス
Fructilactobacillus fructivorans
奈良漬けの主要な発酵菌。エタノール濃度5~15%の高アルコール環境で活発に増殖するエタノール好好性乳酸菌。乳酸を生成し、奈良漬けの風味形成に寄与する。
⚗️ 接触物質・気体の影響
発酵食品・腸活に関する最新トピックをToshiの視点でお届けします
乳酸菌がつくり出す「バクテリオシン」という天然の抗菌たんぱく質が、抗生物質の効きにくい多剤耐性菌への対抗策として注目されている。新生児敗血症をテーマにしたレビュー論文が、Probiotics and Antimicrobial Proteins(2026年)に発表された。発酵食品でおなじみの乳酸菌が持つ、もうひとつの顔を紹介する。
プロバイオティクス乳酸菌と酵母を組み合わせて昆布を共発酵させると、菌の生存率が上がり、海藻特有の磯くささが最大41.5%減ったという研究が、International Journal of Food Microbiology(2026年)に発表された。発酵が「健康」だけでなく「おいしさ」もつくる一例だ。
プロバイオティクスが腸内細菌叢と短鎖脂肪酸(SCFA)を変化させ、子宮内膜症に伴う炎症をやわらげる可能性を示したラット実験が、Frontiers in Microbiology(2026年)に発表された。腸と離れた臓器の炎症が、思わぬ形でつながっているかもしれない。
納豆・味噌・キムチ・テンペ・ケフィア——世界各地の伝統発酵食品には、どんな健康効果があるのか。1970年から2024年までの50年間・125件の人間研究を集めた大規模レビューが、Frontiers in Nutrition(2025年)に発表された。
日本人5,000人以上の腸内マイクロバイオームを世界36カ国・25,000人超と比較した大規模研究が発表された。日本人特有のビフィズス菌の豊富さと、海藻由来多糖類を分解する酵素の保有率が約90%という驚きの結果が示された(東京大学、2026年)。
プロバイオティクスをとると体調が良くなる――。その実感の一部は、プラセボ効果で説明できるかもしれない。大学生83名を対象にした8週間の三重盲検ランダム化対照試験(RCT)が、Scientific Reports(2026年)に掲載された。