⏱ 約7分で読めます

GW明けの13km。梅雨の気配の中、横断歩道でヒヤリとした朝。


朝7時半、家を出た。 ゴールデンウィークが明けて、最初の週末。 街はいつもの静けさに戻っていた。

5月9日、朝のコンディション

GWが明けると、街の空気が変わる。

連休中の解放感が消えて、また日常が戻ってくる。月曜から金曜まで働いて、土曜の朝に走る。このリズムが、私の基本の週末だ。

この日は土曜日だった。天気予報を前夜に確認していた。晴れ、気温は22度の予報。走るには申し分のない条件だ。

朝6時に目が覚めた。まだ早い。もう30分横になった。7時に起きて、水を飲んで、着替えた。ストレッチを5分してから、外に出た。

乾いた風が、喉に刺さった

天気は申し分なかった。 青空、程よい風。 走り出しには最高のコンディションだった。

だが、すぐに喉がからからになった。 風が乾いている。 湿度が低いのだろう。

水を持ってこなかったことを、少し後悔した。 それでも体は軽く動いた。

距離12.98km、タイム1時間8分48秒。 平均スピード11.32km/時、カロリーは930kcal。 悪くない数字だ。

新緑が、終わりかけている

水元公園に入ると、変化に気づいた。 木々の葉の色が、少し変わっている。 あの柔らかい、萌え出たばかりの黄緑ではない。

濃い緑に変わり始めていた。

「ああ、新緑の季節も終わりか」

そう思ったら、なんとなく寂しくなった。 5月も半ばを過ぎれば梅雨になる。 雨が続けば、朝ランの気力も落ちる。

この清々しい空気を、もう少し味わいたかった。 思わず、足を少し速めた。

新緑の香りも、GWの頃と比べると落ち着いてきた気がする。 季節はいつも、気づかないうちに次へ進んでいる。

川沿いの遊歩道。新緑のトンネルが続く。

横断歩道で、ヒヤリとした

公園を抜けて、帰り道のこと。 横断歩道に差し掛かった。 信号は青。そのまま走り込んだ。

その瞬間、車が突っ込んできた。

黄色信号で無理に通過しようとしたのだろう。 急停車して、クラクションを鳴らしてきた。

こちらは青信号だ。 私は思わず立ち止まり、運転手をにらんだ。 そして左腕を上げ、青信号をまっすぐ指差した。

「あなたが間違っている」という気持ちだった。

運転席を見ると、若い男性だった。 しばらくして、深々と会釈をしてきた。 「すいません」という表情だった。

それを見て、私は踵を返した。 そのまま、また走り始めた。

ヒヤリとしたが、怪我はなかった。 ただ、心臓だけがしばらくドキドキしていた。

皆さんも、青信号でも油断は禁物だ。 車が止まるとは、限らない。

走ることで得られる「頭のすっきり感」

走った後は、頭がすっきりする。

これは体験として確かなことだ。走る前と走った後では、頭の中の状態が変わっている。悩んでいたことが整理されていることがある。漠然とした不安が薄れていることがある。

走ることで血流が良くなる。脳への血流も増える。体を動かすことで、脳の中の情報が整理されやすくなる、という話を聞いたことがある。科学的に正確かどうかはわからないが、体感としてはそういう感じがある。

仕事で行き詰まったとき、悩みが堂々巡りするとき、走ることで気分転換になる。解決策が浮かぶこともある。最低でも「走っている間は別のことを考えられる」という効果がある。

5月の朝ランが好きな理由

5月の朝は、一年で一番走りやすい。

気温は15度前後。日差しは明るいが、まだ暑くない。空気が乾いていて、視界がクリアだ。新緑の匂いが、吸い込む空気に混じっている。

夏の朝ランは汗だくになる。冬の朝ランは体が温まるまでつらい。でも5月はそのどちらでもない。走り出した瞬間から気持ちよい。体が自然に前に進む感覚がある。

この季節に走ることができる喜びを、毎年感じる。体が動くこと、外の空気を吸えること、季節の変化を肌で感じること。当たり前に見えることが、実は当たり前ではない。56歳になった今、そのことをより強く感じる。

ランニングと季節の変わり目

GW明けの5月9日は、季節の変わり目だ。

春と夏の境目に近い。朝はまだ涼しいが、日中は暑くなる。湿度も少しずつ上がってきている。走るには、この時期の朝が一番気持ちいい。暑すぎず、寒すぎず、風が心地よい。

梅雨が来る前の、最後のいい季節だと思いながら走った。この清々しさを体に刻んでおきたかった。6月になれば、雨の日が続く。走りたくても走れない日が増える。だからこそ、今この瞬間を大切にしたかった。

発酵食品を続けることも、同じかもしれない。特別な理由がなくても、今日も続けることに意味がある。「なんとなく今日はいいか」と思う日が積み重なると、習慣が崩れる。その一日を大切にすることが、長く続けるためのコツだ。

走る時の安全について、改めて考えた

ランニング中の事故は決して珍しくない。

私自身、これまで何度かヒヤリとした場面があった。今日のような車との接触未遂もそうだが、自転車との接触しそうになった場面もあった。

イヤホンをして走ることもあるが、交差点に近づいたら外すようにしている。音を聞けないと、リスクが一気に上がる。

走る側も気をつけることがある。音楽や考え事に集中しすぎて、周りが見えなくなることがある。信号待ちでも車の動きを確認する習慣を身につけた。

体を動かすことで健康を守っているのに、怪我をしては元も子もない。安全に走ることも、ランナーとしての基本だ。

それでも、走ることは好きだ

ヒヤリとした経験はしたが、走ること自体は最高だった。 緑のトンネルのような遊歩道。 メタセコイアの木立の中の静けさ。

水元公園のメタセコイア。青空に向かって、まっすぐ伸びる。

水元公園は、いつ来ても飽きない。

帰宅後の一杯が、最高においしかった

家に帰って、シャワーを浴びた。

汗をたっぷりかいたので、水を飲んだ。 冷えた麦茶が、喉に染み渡った。

その後、昼食の準備をした。 手作り味噌の味噌汁、ぬか漬け、ご飯。 これだけで十分だ。

今日のように13km近く走った後の食事は、特別においしい。 体がちゃんとエネルギーを求めているのがわかる。 一口一口が、染み込む感じがする。

「運動した後に食べる発酵食品」というのが、今の私の一番のご褒美だ。 特別なものは何もない。でも、最高においしい。

梅雨が来る前に、もう少し走りたい

今日が終われば、また平日が来る。

次に走れるのは、また週末だ。

梅雨が来るまで、あとどれくらいだろう。 雨の日は走る気が起きない。風邪をひくとしばらく走れなくなる。

晴れた休日は、できるだけ走っておきたい。 梅雨前のこの時期の空気は、1年で一番走りやすい。

梅雨が来る前に、あと何回走れるだろう。 そんなことを考えながら、家路についた。

水元公園のメタセコイアについて

水元公園に来るたびに、メタセコイアの木立を通る。

メタセコイアは、落葉針葉樹だ。冬には葉を落とし、春に芽吹く。夏は緑が濃く、秋は紅葉する。四季の変化がはっきり見える木だ。

この木立の中を走るのが好きだ。背の高い木が並んでいて、その間を走ると天井のように空が見える。緑のトンネルを走っているようで、気持ちがいい。

今日もそのコースを通った。少し足を速めると、木立の中の空気が変わる感じがした。新緑の香りを感じながら走れる5月は、やはり特別だ。

走り終えた後の一日

走り終えて家に帰った。

シャワーを浴びて、まず水を飲んだ。汗をたっぷりかいたので、体が水を欲しがっていた。冷たい水が、喉を通り抜けていく感覚が気持ちいい。

その後、味噌汁を作った。自家製のぬか漬けを出した。昼食にしては地味かもしれないが、走り終えた後のこの食事が一番おいしい。

発酵食品を食べると、走った体が落ち着いていく感覚がある。腸が整う感覚とでもいえばいいのか。走って、汗をかいて、発酵食品を食べる。この流れが、今の私の週末のリズムだ。


走ることは好きだ。でも、無事に帰ることが、何より大事。

※ この記事は個人の体験と公開情報に基づくものです。特定の疾患の診断・治療・予防を目的としたものではありません。健康上の不安がある方は、医師・管理栄養士などの専門家にご相談ください。詳しくは免責事項をご覧ください。